ほたるの●

映画『ほたるの星http://www.kadokawa-pictures.com/hotarunohoshi/をタダで見る。
文部科学省選定」。ちなみに文部科学大臣の選挙区はこの映画の舞台山口県だそうな。
大臣のほか、菅原浩志監督と角川歴彦社長(!)が舞台挨拶。角川歴彦はじめてみた。監督(脚本も)の菅原監督は、『ぼくらの7日間戦争』がデビュー作とか。私が子どもの頃にやってた映画なので、けっこうな年だと思うのだが、見た目は割と若い感じだった。
映画の内容だが、東京で脱サラして田舎の小学校の教員になった主人公(小澤征悦)。クラスをまとめるため、蛍を育てて近所の川に放流することにする。蛍を育てる過程で、両親がいなくてクラスから孤立している女子児童(菅谷梨沙子)との交流。……と、ここまではまぁリアルな話なのだが、(ネタバレ)オチがファンタジーなのは個人的には微妙なとこだな。
山口の田舎の映像はきれい。蛍のCGはダメっぽい。せっかくリアルに育てる過程を描いた蛍なのに、最後は演出効果のために無数に増やされてしまい、なんだかなという感じ。
ヒロインの女子児童はモーニング娘の妹分グループの最有力だそうで(角川社長曰く)、まあたしかに美少女なのだが、この女の子のプロモーション映画と、あとはファンタジー的なオチで感動させとけ的な脚本なのであまり好みではなかった。
ちなみに舞台挨拶で監督も言ってたように某映画と似たタイトルですが、劇中でもヒロインは死んだ蛍に墓を作ります。
監督と社長が舞台挨拶に来るというのは気合入っていたが、来場者への配布物がチラシ1枚というのは、角川にしてはケチくさい感じ。他の映画は豪華資料だったり、最低でもプレスシートはくれたんだが。