東芝HD DVD撤退に関する誤解

今日、実家に電話したら、母に「おまえが勧めた機種は負けたじゃないか」と言われた。
もちろんこれは、東芝が次世代DVD規格であるHD DVD撤退の方向へ、という報道を受けたものだ。
東芝、HD−DVD撤退へ BD勝利で規格争い決着
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/123297/
東芝撤退、HD買った人は? 規格戦争で消費者置き去り
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/media/123331/

別に私はHD DVDを勧めていたわけではない。

実家には、私が2005年に買わせたRD-X5という東芝のハードディスク+DVDレコーダがある。

TOSHIBA W録 RD-X5 600GB HDD&DVDレコーダー 地上アナログ機

TOSHIBA W録 RD-X5 600GB HDD&DVDレコーダー 地上アナログ機

これは別にHD DVDプレイヤー/レコーダーではない。

しかし、母を含め、実家にいる父・母・弟は、
HD(ハイディファニション)とHDD(ハードディスクドライブ)を混同していて、
東芝HD DVDが負けた」→「東芝のハードディスク+DVDレコーダーを持っているのは負け組」
という発想に
なってしまったようだ。

(X5はやっぱり乱立していた録画DVD規格であるDVD-RAMDVD-RWの両方に対応している名機だったのだが……)



でもこういう誤解はけっこうありそうな気がする。
mixiHD DVDコミュニティの書き込みを見ても、似たような誤解をして書き込んでいる人がいた。


今回の報道で、東芝のDVD関連機器を買うと未来がない」というイメージが、ある程度一般人に浸透してしまったのではないだろうか。

だとしたら、東芝はなんと早まった真似をしたのか。(東芝のリークによるものではないかとの憶測がある)

RD-X5で従来のDVD-RAMに加え、やっぱりソニー主導のDVD-RWに対応したときのように、
今回もおもむろにブルーレイ対応を発表して、東芝を買えばどんな次世代規格でもOK!」というムードに持っていけて、逆に追い風になっただろうに。


とりあえずPS3ブルーレイディスクを再生できるってことは一般人はどのぐらい知っているのだろう?
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