スパイダーマン3を見た

スパイダーマン3を見た。

エンターテイメントとしては十分楽しめ、見て損なし! なのですが、
1作目・2作目みたいなシナリオの完成度を期待していたので、その辺はちょっと残念。
かなりご都合主義の唐突なシーンが目立ちました。

ちなみに、エンドロール後には何もないので、席を立ってOK。


ところで、悪の心に染まったスパイダーマンが記者のカメラを叩き落すシーンがあるのですが、
現実世界でもスパイダーマン役のトビー・マグワイア君は、それを実践していたらしい。(動画)↓
http://www.tmz.com/2007/04/27/spidy-sensative-tobey-slaps-photog/
まだ悪の心が抜けきっていない模様。


以下、そうとうネタバレ。

伏線の張り方というかシーンの挿入方法が下手で、その後の展開がどうなるか全部わかってしまう。
たとえば冒頭でいい奴だと描かる男がいるが、そういう描き方をされると、最後そいつに対してスパイダーマンがどうするのかバレバレとか、この後誰が助けに来るとか……。

ワースト1シーン:
それにしても執事のあのセリフはないだろう。
なぜ今頃。なくても話は通じるので、あのシーンはない方が良かったなあ。
あのせいで、次の展開が確実にわかっちゃうし。
じいさん殺した犯人の話とか、なぜ今頃という感じで萎え。

ワースト2シーン:
今回黒い悪いスパイダーマンになるのは、宇宙から飛んできた謎の黒い生物に寄生されたためだが、
冒頭でメリー・ジェーンとデートしているスパイダーマンの近くに、宇宙から黒いのが「偶然」「たまたま」落ちてきたって、オイオイって感じ。

おじさんを殺した犯人……という因縁がある男が砂男になる偶然(これもご都合主義だけど)はなんとなく許容できるんだけど、黒いのが偶然スパイダーマンに……というのはなあ。


MJが橋の上で別れ話をするのは、親友が脅していたんだろうが、結局未消化のまま終わってしまったような。

その他どうでもいい感想
・乗っ取られて髪型・服装・行動が変わったシーンとかは、「仮面ライダー電王」を連想した。
・相変わらずMJ役のキルスティン・ダンストが美人に見えなくて、クラスメイトや大家の娘の方がかわいく見えるのでいまいち応援できない
・ブラックから赤青に戻って、「ああ、スパイダーはアメリカンヒーローなんだなあ」と思った瞬間、バックに星条旗! まんまかよ!
 トランスフォーマーが成功した理由の一つが、主人公のコンボイのカラーが赤青だったという説がある。今度の映画のコンボイもちゃんと赤青だし、やっぱ米国では赤青が重要。*1
・ロゴがプレステ3

ベスト1シーン:
「buddy」(相棒)って呼ぶセリフは燃えた。やっぱりこの手のシーンは燃える。

ベスト2シーン:
黒いのの弱点。ちゃんと伏線張ってて、なるほどと思わせてくれた。

まとめ:
見て損ではないけど、1作目とかの脚本を期待すると裏切られるという印象。

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*1: 日米で人気になったマリオは赤で、アメリカで人気になって日本ではそれほどでもなかったソニックは青なのは、星条旗は赤青だけど、日の丸は赤だけだから……という与太を思いついた。