江戸博の「大(Oh!)水木しげる展 なまけものになりなさい」が10日で終わってしまうのに気づき、慌てて行ってきた。
http://www.asahi.com/event/mizuki/

11月の研究会がこれの見学だったのだが、あいにく用があって行けなかったのだ。研究会で識者の方々の解説・コメントを聞きながら見たかったなあ。

なかなか力の入った展示で面白かった。
世界の妖怪の仮面とか像とかがあったり。

江戸時代の妖怪の絵巻物とか本とか、京極夏彦提供のものがたくさんあったのには驚いた。

客層としては、クリエイター系(←mixi用語)っぽい若い女の子が目立った。さすが水木先生。
10代の頃に描いていた絵が綺麗で、びっくり。素人な私は、水木絵といえばすぐにメガネ出っ歯を連想してしまうのでちょっと意外であった。
マンガ原稿も多数展示されていた。(点描をもっと見たかったのだがちょっと見づらい展示だった)

水木が絶賛したというソ連のホラー映画『妖婆 死棺の呪い』(1967)のDVD上映もあったので、見てみた。
ゴーゴリの『ヴィー』が原作だそうで、神学校の生徒が魔女と出会ったり、教会に閉じ込められて三日三晩悪魔と戦う話。
さすが昔の映画なので、中盤は退屈でちょっと寝てしまったが、最後の晩の悪魔達の表現が凄かった。特殊メイクや動きもいまの映画の化け物達に引けをとらない感じ。