I'VE BEEN 12 FOREVER

ミシェル・ゴンドリーのDVDがamazonから到着。
どうせPV見るだけだから日本語版じゃなくてもいいだろと思って北米版を先に買ってしまったのだが、ブックレットは写真集みたいなのかと思ったら読むとこ満載で、映像特典でいっぱいしゃべってたりしてて後悔。金がないので日本語版はミシェルのだけ買った。
クリス・カニンガムは寡作のようで、DVD1枚片面でPVは8曲しか入ってない。スパイク・ジョーンズは両面16曲。ミシェルは両面27曲も入っている(ざっと数えただけなので正確ではないかも)。
それなのに同じ値段。ミシェルは3巻ぐらいに分けても誰も文句言わなかったと思うけど、欲がないのかねえ。買うほうとしてはうれしいけど。(日本版では両面ディスクではなくて、ディスク2枚組になってる。ビットレートが違ったりするのかとかは確認してない)
映像特典的なアーティストのインタビューやメイキングを含むミシェルのドキュメンタリー「ずっと12歳のまま」も丁寧に作ってあって、前後編会わせると40分強と長いのに面白くて一気に見れた。退屈しない長時間の特典映像というのはこれまでにないかも。
裏写りする紙にペンでタイトル文字やメイキングの説明なんかを書いたのを裏から撮影していて、ミシェルは鏡文字を書けるのか!? と最初は思ったけど、ちょっと考えたら仕掛けに気づいた。鏡像というテーマはミシェルらしい。
どの程度映像が歌詞を基にしているのか知りたいなあ。普通ありえないと思うけど歌詞の英語字幕と日本語訳字幕もほしいところ。やっぱネットでひろってきて自分で訳すしかないか。

付属のブックレットのミシェルのインタビューより

――どんな映画がお好きですか?
バック・トゥ・ザ・フューチャー」は大好きですね。クリエイティヴだし、こみ入っていて複雑なのに、たいへん幅広く受け入れられていています。すごく良く出来ていて、だけど偉ぶっていない感じもします。
――パリとニュー・ヨークで、最高の日には何をしますか?
パリだったら、ミラージュ・ルームというところに行きます。八角形の部屋で、全て鏡張りなんです。無限大の感覚が味わえます。古くさいですが、魔法のようです。

この辺の共感が私がミシェル作品に魅了される所以なのだろうか。
ゴンドリー特集記事:http://dazed.excite.co.jp/dazed_people/film/michel_gondry/
ついでにカニンガムのも:http://dazed.excite.co.jp/dazed_people/film/chris_cunningham/