白で金

地下鉄で白金台へ。国立科学博物館付属自然教育園に。名前からは動物園みたいなのを想像していたのだが、実際は森。東京でこういう森を見たのは明治神宮への参道以来か。客層はお母さん+3歳ぐらいの幼児というパターンが一番多くて、次点は老夫婦。白人で金髪の3歳ぐらいの女の子とその母親がいて、女の子はお母さんに「See! see!」って言ってた。「見て」ってのは「look」とはかぎらんのか。
すいていて散歩にいい場所だと思った。隣に庭園美術館もあるし。また来てもいいな。
隣の東京都庭園美術館http://www.teien-art-museum.ne.jp/へ。名前から、いろんなタイプの庭園(主に京都にあるようなイメージの日本庭園)を見れるのかと思ったら、だいぶ違った。庭園自体は椿山荘にあるようなのと同じ……に見える。白金という土地柄か、金持ちそうなマダムと幼児という組み合わせが多い。白人で金髪の夫と日本人妻とその子どもとか。自称セレブの方々。
昔皇族が住んでたという建物は美術館となっていて、アール・デコ様式 朝香宮がみたパリ展http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/artdeco/index.htmlを見られた(ぐるっとパスだと特別展だけど無料)。建物や展示内容はまあまあ面白かったのだが、やはり贅沢贅沢していて、あまり好きになれない。逆に下品にすら見えるのはデヴィ夫人とか叶姉妹とかの影響だろうか。
歩いて目黒駅を通過して目黒区美術館へ。目黒駅からけっこう遠くて迷う。11月30日までは「絵と言葉 II 画家たちへの讃歌:1930〜60年代のパリ」展http://www.mmat.jp/event/ekotoba/press.htmlをやってたのか。見たかった。しかも入場料700円のをタダで見られるはずだった。ちゃんと調べておけばよかった。激しく後悔。
現在は「目黒区の美術・書−2003」http://www.mmat.jp/event/bijutusyo/press.htmlという半分素人の作品のみ。入場無料なのでスタンプは押せたがチケットは切ってもらえなかった。どんどんチケット台帳が半券になっていくところも楽しいのになあ。初日で土曜だというのに、入ってから出るまで私以外客がいなかったし。