ドレスデン国立美術館展−世界の鏡

ドレスデン国立美術館は、例のみんな知ってるラファエロの天使(でも絵の全体像は誰も知らない)の絵http://artchive.com/artchive/R/raphael/sistine_madonna.jpg.htmlがあるところなので、いつか行きたいなーと思っている。
ま、当然今回の展覧会にはラファエロは来てないのだが、フェルメールレンブラントが目玉。

展出品のため、レンブラントの大作『ガニュメデスの誘拐』の画面洗浄が行われたところ、画面下方に、洗浄前には見られなかった、ゼウスに我が子をさらわれてとまどう母親の姿が現れました。同題の素描や版画作品には見られる母親の姿が「なぜ本画にはないのか」という問題は、専門家の間でも議論の的となってきました。今回の洗浄でレンブラントの意図が確認されたことは、美術史的にも大変重要な発見です。

いっしょにレンブラントの下絵の写真も展示されていたのだけど、下絵では赤ん坊と同じぐらいの大きさに描かれていた母親だけど、「出てきた!」と大騒ぎの作品では、赤ん坊の足の小指ぐらいの大きさで、かろうじて両手を上げている人の形に見える程度。高さが表現されているのです! とか解説にあったけど、レンブラント面倒くさくて消したんじゃねえの? とか思った。まあ、洗浄して出てくるぐらいだから違うか。

フェルメールたんは相変わらず良かった。だけどこの前有名な『絵画芸術』(もっとでかい)見た後だからなあー。

その他、工芸とかいろいろ楽しめた。マイセンって日本や中国のコピー商品を作ることで成長したのか。