唐招提寺展のついでに
東京国立博物館特別展「踊るサテュロス
http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=1393
3月13日まで。
本当にサテュロス像1個しかない展示(触れるレプリカとかパネル展示はあるけど)。これで正規料金800円は微妙だと思う。
私は今回、3000円の年間パスポート(企画展6回入場可、常設展何度でも可)を作ったので、500円相当で見れたが。
唐招提寺1400円+サテュロス800円=2200円が1000円ということでOK。
国立博物館の企画展に足を運ぶ人は、年間パスポート作らないと相当損だね。最近やっと知った。1400円とか普通に払ってた自分がアホらしい。

会場では映像も流れてるけど、NHK製作なので、この前の『新日曜美術館』でやったのとほとんど同じ。
テレビの人は興福寺の阿修羅像http://www.kohfukuji.com/kohfukuji/03_tmpe/images/rya004.jpgに表情が似てると行ってた。たしかに。

この手の像は、「そもそも、本当にサテュロスなのか?」というふうにたいてい疑ってしまうものなのだが(けっこうデタラメな推測が定着してしまったのも多いみたい)、今回は他で見つかったサテュロスの絵みたいなのがあって、もうそのまんまなので、間違いない! という感じ。シッポがついてた跡もあるし。

海に数千年沈んでいたのを、数年前に漁船の網に偶然ひっかかった。びっしり貝とかがついていたのを、きれいに取り除いたそうだ。

展示されている表慶館、たいてい正面から入って1階の展示なのだが、今回はなぜか左側面から入って、2階。お年寄りとかにはツライ。ロッカーとかもわざわざ外に置いてある。

しかし入ってみてなぜここなのかわかった。展示されている場所がまた素晴らしい。円蓋になってて、ローマのパンテオンみたいに天井の穴から光が差し込んできてる(ガラスがあるけど)。
部屋自体も円形。その真ん中にサテュロス像だけ。まるで最初からこの像を置くために設計された部屋のようだ。
この舞台装置はかなり像のオーラを増幅させる。


常設展にもちょっと寄る。
雛人形特集みたいなのもあった。細かくて実にリアル! 海洋堂もビックリですよ。

一休さんといえば必ず出てくるあの顔(アニメのじゃないよ)「一休和尚像」があった。国博所蔵だったのか。
http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=B07&processId=02&colid=A10137
鳥獣戯画の本物にはなかなか出会えんなあ。(前に旅行に行ってた頃に展示されてた)