105円(税込)

▼経堂
K.K.による映像作品「ワラッテイイトモ、」を見てないのだが、やっぱりどんなのか気になる。そんな折、経堂の画廊で「ワラッテイイトモ、」展というのをやってるのを知る。
http://www.bit-rabbit.com/p1newmenu.html

K.K. 「ワラッテイイトモ、」展 ●画廊企画
映像:キリン・アート・アワード審査員特別優秀賞受賞作家。
※展示詳細については直前まで不明です。お楽しみに。
03/4木- 16火 2+1F
トーク?」2004年3月10日(水)

ホームページにはぜんぜん情報がないので、電話で問い合わせてみた。

AYS「「ワラッテイイトモ、」展というのをやってるんですよね?」
*「はい」
AYS「どういう展示なんですか?」
*「お電話では詳しくはお話しできないんですよねえ……」
AYS「各地で上映されている映像作品が見れるわけですか?」
*「そういうわけでもないです」
AYS「というと、再編集版とかですか?」
*「いえ、オリジナル版だと思います」
AYS「つまり、何らかの映像作品がそこで見られるわけですか?」
*「そういうわけでもないです」
AYS「というと、パネル展示とか、メイキング展示みたいな?」
*「そういうわけでもないです」
AYS「私はこれまでの上映を見てないんですが、そんな私が行っても楽しめますか?」
*「はい」

さっぱり要領をえないとはこのことである。だが、なんかそういう部分でも秘密にしてる展覧会だというのはわかった。ネットで誰も言及していないのもそのためなのだろう。
夜9時まで開いているということなので、夕方から行ってみた。

経堂に行くのははじめて。経堂駅付近の古本屋を物色。すごいプレミアがついてたのに復刻版が出て誰も見向きもしなくなった『ゾイドバトルストーリー』(vol.1 初版)が、店外のワゴンで寂しく100円の値札をつけられてたので保護。

店の前までは迷わず行けたが、見た目はただのカフェだったので、最初はそのまま通り過ぎて100メートルぐらいオーバーランしてしまった。
入ってみると、奥にほとんどはしごの階段があり、上がギャラリーになっているようだ。
断って2階に上ると、そこには、100円ショップのVHS生テープを105円でその場で購入し、その場でダビング、というかつてない形式のものだった。(ウェブや電話の問い合わせで明かさない、などという主催者側の意図を尊重してみてこれまで書かなかったが、他の方もネットで書いたし、会期が終わったので記述)なるほど、だから誰もネットでバラしてなかったのか。
さらに、ダビングしたものはマスターとして残し、自分は前の人が購入したテープを持ち帰るという。つまり、会期中、テープは劣化しまくるのだ(さすがに劣化しすぎて途中マスターを入れ替えたらしいが)。私が持ち帰ったものも、人物の顔が判別できないぐらいにじんでいた。
前の人がはじめたばかりだったので、カフェで1時間ほど待つ。そしてテープをセットし、さらに1時間待つ。途中、何人か客が来て、今回の展示方法に呆れ、予約して時間をつぶしに出て行く。1日に7〜8人しか受け付けられないので、あっという間に予約は埋まり、後の方に来た人は無駄足に。
前日に「トーク?」というイベントがあったようだ(あんまし気にしてなかった。そもそも予約完売だったみたいだし)。
行った方:http://d.hatena.ne.jp/ykurihara/20040312

肝心の「トーク?」は何をしたいのかよくわからなかった。appelは一階カフェ、二階ギャラリーという造りになっており、二階でK.K.氏と椹木氏がまったりと、それぞれの顔写真を貼り付けた人形(フィギュア?)をもてあそんだりくっちゃべったりする様子を階調反転させたカメラで写し、それを一階で客が見るというギミックだったのだが、ただただ漫然と小一時間も続けられるもんだから、案の定、寝かけた(笑)。「トーク」という見世物の欺瞞性を暴くとかそういう趣旨だったのかもしれないけれど、いずれにせよ辛いものだったことは否めない。

どうりで。このカフェ/ギャラリーが発行している小冊子で昨日のトークは載るのか、と聞いたら「ないと思います」と答えてたのはそういうことか。
それにしても、先日id:AYS:20040212に続き、なんか椹木野衣の後ろを追いかけてるみたいだなあ。
あ、野暮ですが念のため。もしもこれから行こうと思った方、日曜はちょっと無駄足かも。平日でも行くなら早い時間に行かないとダメかもです。いずれにせよ無駄足は覚悟しないとダメかも。

他の日に行った方:http://d.hatena.ne.jp/kusigahama/20040316#p2
豪徳寺
せっかくなので豪徳寺まで歩いてみる。宮の坂駅近くの豪徳寺(お寺)まで行ってみたが夜だし塀が高いのでなのでどんな建物かわからなかった。世田谷八幡宮には入れたけど。
豪徳寺駅付近の古書店ブックオフへ探してる絶版本でもないかとちょっと覗くが特に収穫なし。行きと同じく電車代節約のため千代田線代々木上原半蔵門線表参道―有楽町線永田町と乗り継いで帰宅。