『ジョジョの奇妙な冒険』紀行ヴェネツィア編(55巻〜56巻)

ついでに。『ジョジョの奇妙な冒険』紀行ベネチア編。

↓サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会です。
ちょうど工事に入ったところで、トリッシュがボスに襲われたエレベーターには乗れませんでした。無念。


(↑荒木飛呂彦ジョジョの奇妙な冒険』55巻152〜153ページより引用)ジョジョの奇妙な冒険 55 (ジャンプコミックス)

↓もっとも感動的なナランチャのあのシーンもここです。

(↑荒木飛呂彦ジョジョの奇妙な冒険』56巻124〜125ページより引用)ジョジョの奇妙な冒険 56 (ジャンプコミックス)

ホワイトアルバムと死闘を繰り広げたサンタ・ルチア駅。


(↑荒木飛呂彦ジョジョの奇妙な冒険』55巻53ページより引用)ジョジョの奇妙な冒険 55 (ジャンプコミックス)


↑ライオンの像は、本当はサンマルコ広場ドゥカーレ宮殿前)にあります。

ゲーム版だと、現実の風景に取材しつつ、ジョジョらしいアーティスティックな空間を創り出すことに成功しています。

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風

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ヴェネツィア・ビエンナーレ「おたく展」の写真とか

ついでなので、2004年のヨーロッパ旅行の際に、ヴェネツィアに寄ったらたまたま森川さんの「おたく:人格=空間=都市」をやっていたので、そのときの写真でも。

↑運河の上に、ビエンナーレの開催を告げる垂れ幕が。


↑日本館の入り口には、2ちゃんねるのほぼ等身大オタクAA(アスキーアート)パネルが。
普通に横に並んで記念写真を撮った我々ですが、どうみても、AAとモデルになったリアルオタクです。本当にありが


↑中の様子はこんな感じ。
イタリア人やドイツ人と少し(英語で)しゃべりましたが、「スゲー! でも意味不明」とか言ってました。
あと、「アイディー(ハイジのこと)懐かしー」とかそんな感想。


「他の場所は次に来たときにも見れるが、ビエンナーレは今しか見れない!」と、
アカデミア美術館に行く予定をキャンセルしてこれを見た我々ですが、はたしてその決断は正しかったのか……。いやいや、正しかったのです! たぶん。

五稜郭とフランス

知人のフランス旅行記を読んでいたら、「フランスの、城の模型がたくさんあるところで、五稜郭(の模型)を見た!」という話をしていて、五稜郭に行ったときにことを思い出しました。


今年、札幌の実家に帰省するついでに、函館に寄って観光しました。(ちなみに函館は初めて)
五稜郭公園に行って、最近新しくなったという(私は古いのは知らないけど)五稜郭タワー(写真下)に上ったら、

そのヨーロッパの似たような城郭の展示があって、私も「へー、ヨーロッパ由来なんだー」と感心して、そこだけ写真を撮っていたのです。せっかくなのでここに貼ることにしました。

この展示によると、「稜堡式城郭は16世紀頃から、大砲の発達に対抗して考え出されたもの」とあります。
なるほど、このタイプの城郭は、火砲が発達した近代の申し子なのですな。


私はフランスでは中世の城郭はカルカソンヌ(写真下)で見たのですが、近代の城郭は見てないのです。


この中央の写真のおっさんは「セバスチャン・ヴォーバン元帥(1633-1707)」というフランス人。この手の城郭の築城理論を体系化した人だそうです。


そういえば、セバスチャンといえば、現代の日本では執事の代名詞となっておりますが、ヨーロッパでは貴族っぽいイメージの名前だという説を聞いたことがあります。


この五稜郭の展示だけでは、なぜこの★型が戦術的に有効なのか、私にはよく理解できませんでした。
「複雑な形にするほど辺の長さが長くなり、それだけ防御すべき人員が必要になって不利なんじゃないの?」と思ってしまったわけです。


で、いま「稜堡式城郭」でググったら、「稜堡式城郭のページ」という、そのものズバリなステキなサイトを発見。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~tsukuba/Ryo/Html/Index.htm
このサイトの、「稜堡式城郭とは?」を読んで、納得。
なるほど、そういうことですか!


さらに、「稜堡式城郭」でググった2番目に、上記のセバスチャンのことをWikipediaに日本語で解説書いてる人が!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%9C%E5%A0%A1
で、これを読んだら、びっくり。
スイスとの国境に程近い、フランス東部のベルフォールという町があるのですが、この町はヴォーバン式要塞だったのか!
いや、要塞の町だということは知っていたのですが。Belfortと書くので、「砦」って意味が入ってるのかなあ、と思ってたし。


ルフォールといえば、近代建築の記念碑的作品であるル・コルビュジエノートルダム・デュ・オー礼拝堂があるロンシャン村(なので、ロンシャンの教会と通称される。下の写真)のすぐ近くで、このロンシャンの教会を鉄道で訪れる人は必ず立ち寄ります。


私もロンシャンの教会を見るために、このベルフォールに一泊したのですが(下の写真はベルフォール駅)、残念ながら城砦は見れなかったのでした。(町で売ってた絵葉書とかで形は見たけど)


ルフォールからそう遠くないところには、たしかマジノ線も通っていたような?
http://www.geocities.com/Athens/Forum/1491/mageast.jpg この地図の中央下の「21」のあたりに、Belfortと書いてありますね)


いつの時代にも要塞が作られていたということは、それだけ紛争に曝され続けた地域でもあるということなんでしょうね。



函館の話に戻すと、五稜郭といえば、土方歳三最後の戦いとして名高い「五稜郭の戦い」。
とか言いつつ、実は五稜郭の中では戦闘は行われなかったそうです。

ただ、艦砲射撃が奉行所に命中したとか。
http://www.asahi-net.or.jp/~SK6T-YSD/hakosen/hakosen3r.htm#3-12

5月12日早朝から箱館湾から「甲鉄」が五稜郭に向けて艦砲射撃を開始した。
当初は、なかなか五稜郭に当たらなかったが、やがて、「甲鉄」が五稜郭内の奉行所の屋根にあった望鐘楼を目標にして砲撃した事により、五稜郭内に命中しだしたので榎本は望鐘楼を撤去しようとしていた所に望鐘楼に弾が命中した。そしてこの弾は奉行所内で最後の決戦に臨むための宴をしていた衝峰隊幹部が居る部屋に飛び込み、第四列士満隊長古屋作久佐衛門他数人の衝峰隊幹部を死傷させた。

今の地図・航空写真で見ると、函館湾から五稜郭は、3キロぐらい離れてますね。
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=41%2F47%2F41.831&lon=140%2F45%2F37.343&layer=1&sc=5&ac=01202&p=%B8%DE%CE%C7%B3%D4&mode=aero&size=s&pointer=off&column=close
命中させるとは、当時の技術はすごいなあ。
誤爆しまくってる某大国のミサイルとは大違い?

アルハンブラの思い出

AYS2004-11-30

スペイン・グラナダアルハンブラ宮殿を訪れたのは、2004年10月25日のことだった。
宮殿内にあるアルカサバ(城塞)の見学を終えて城から出てきた我々に、日本語で声をかけてきたおじいさんがいた。(写真)
一瞬怪しい人かとも思ったのだが、入場料を払って入らなければならない宮殿(広い。ほとんど公園である)内ではそれまで物売りや謎の客引きといった類を見かけなかったし、日本語も営業トークではない。
おじいさんは写真帳を見せてくれた。そこには、30年も前に日本や、その他の国々を訪れた写真があった。
彼はなかなか達者な日本語でそれぞれ説明してくれた。
さらに、日本人の女の子からもらったというプリクラまである。
時間があまりなかったので、おじいさんの家族の話や日本語の先生のこととか、日本で最近流行っていることなど、少し世間話をして別れた。
別れ際、彼はこう日本語で言った。
「ライネンも、ワタシ、ここにイマス。ライネン、またキテ、クダサイ」



帰国後もあのおじいさんのことは、ちょっと気になっていた。
日本人と見るや、片っ端から声をかけているようだったから、もしかして、他にも出会った人がいるのではないだろうか?
ちょっと検索してみると、出るわ出るわ。
彼の名前はホアキンさんということが判明(直接本人から聞いた気もするが、忘れていた)。
なんと、彼は少なくとも10年近く前からグラナダに出没していた!
彼は元ギター弾きで、フラメンコのバックで演奏していて、それで世界各地に行ったらしい。
そして、後輩のフラメンコの店を安く紹介してくれるらしい。(最近はしてくれないのかな? 私は言われなかった)

ななんと、1995年から3回も会った人がいる。昔はアルハンブラではなくて、市内に出没していたらしい。

  1. http://www.asahi-net.or.jp/~pv1k-kg/Spain94/SPAIN94.html

ホアキンさんの写真があるサイト

  1. http://homepage1.nifty.com/kannari-tomomi/spain/spain-alhambra-alcazaba-carlos5.html
  2. http://ny-mori.jp/world/spain/andaru2.html
  3. http://blueinblue.chu.jp/diary/04.html
  4. http://tomovie.hp.infoseek.co.jp/espani/eP16.htm(文:http://tomovie.hp.infoseek.co.jp/espani/espaA1.htm

その他のホアキンさん情報

  1. http://tabitora.3.pro.tok2.com/globe/spain.htm#5
  2. http://bagdadcafe.ciao.jp/Portugal2000/Granada/Granada2.htm
  3. http://pedro.fc2web.com/Spain/other/other.html
  4. http://www.bunko.co.jp/writers/kuroda-youko/travel/spain.asp
  5. http://www.h6.dion.ne.jp/~k_yossy/Spain/0926.htm
  6. http://www.ne.jp/asahi/hyo/tadaon/audi9912b.html
  7. http://www.ne.jp/asahi/mamishi/aquarium/TRAVEL/SPA/spain3.html
  8. http://laika.bbzone.net/item/265/catid/17
  9. http://www.spainnews.com/forum/forumoct99.html
  10. http://www.spainnews.com/forum/forumoct00.html
  11. http://bbs.arukikata.co.jp/resident/europe/board/index.php?qid=21&vu=2&page=1
  12. http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/3118/europe.html
  13. http://www001.upp.so-net.ne.jp/dia10soccer/Trip3/
  14. http://www2.tok2.com/home/nagang/131.html
  15. http://www.amy.hi-ho.ne.jp/taisan/travel/spain.html#granada
  16. http://n-murata.hp.infoseek.co.jp/spain1998/spain009.html
  17. http://www5b.biglobe.ne.jp/~here/travel013.html
  18. http://home.d02.itscom.net/uchida/y/trabel/europ1999/euro0526.htm
  19. http://www1.neweb.ne.jp/wb/sayumest/club/club08.htm
  20. http://homepage1.nifty.com/kannari-tomomi/spain/spain-8-granada-flamenco.html
  21. http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Studio/6052/room200321.html
  22. http://homepage3.nifty.com/musicsatellite/Spain.htm
  23. http://blog.goo.ne.jp/m-toro/e/9d9fc6a955385a34e41c0589caadbcd0
  24. http://www.google.co.jp/search?q=cache:irGsOBDdS64J:www.kiso.tsukuba.ac.jp/~k991478/travel/spain/diary/18.php
  25. http://members.at.infoseek.co.jp/hanahana58/alhambra.html
  26. http://members.aol.com/achso1999/GR.htm

これからアルハンブラに行く人は、ぜひプリクラを持っていって、ホアキンさんを見かけたらあげてほしい。
そういえば、私は日本の城トランプを1枚あげたんだったかな? 誰か持っててくれるかどうか確認してきてください。

なんかこう、世界遺産名物じいさんっていいね! どっかのドキュメンタリーで紹介するといいと思った。
かなり高齢のようだったが、来年もさ来年も、あの場所にいてほしい。

ちなみに、スペイン語ではhの音は発音しないので、「アルハンブラ宮殿」は現地では「アランブラ」と呼ぶ。「赤い城」という意味だそうだ。