ニンテンドーDSでお勉強:週刊現代「DS「超」勉強法」の記事について
現在発売中の「週刊現代」6月23日号に、「おじさんのためのDS「超」勉強法」という記事が載っています。
私もこの記事作成に協力しました。私のコメントも掲載されています。
▼「なぞっておぼえる大人の漢字練習」
今回私が推した漢字ソフトは「なぞっておぼえる大人の漢字練習」。
漢字練習系ソフトの中では、一番丁寧に作ってあるし、文字認識もストレスなくできる良ソフトなのですが、あまり知られていません。
なぞるので、筆順や字形も正しく覚えられるし。
やっぱり先行者の有利さか、漢字検定のネームバリューか、「漢検DS」の方が売れています。
「なぞって」がもっと売れてほしいところです。
▼英語を勉強したいなら、やっぱり「えいご漬け」
次に、「えいご漬け」について。
『えいご漬け』は英語の音声を聴き取り、タッチペンで解答を書いていく。レベルは中高生向けの英単語帳を元にした入門編で、リスニング、語彙力、文法が鍛えられる。
DSに詳しいライターの茂内克彦氏がポイントを語る。
「『カサブランカ』や『風とともに去りぬ』といった名画から抜粋したシーンのオリジナル音声や、『アメージング・グレース』など英語の歌の聴き取りも収録されていて親しみやすい。
自分の発音を録音してお手本と比べることもできます。
入門編に飽きてしまったら、『もっとえいご漬け』でレベルアップできます」
と、私のコメントが紹介されていますが(p.165。太字・改行は引用者)、私のコメントは編集されているので、残念ながら誤解を招く表現になってしまっています。
上記の太字部分、映画や歌の聴き取りは、最近出た「もっとえいご漬け」の方に入っています。最初に出た「えいご漬け」の方ではありません。
(著作権切れ映画だからかと思いますが、音声だけじゃなくて、本編から抜粋したオリジナル映像も入っていますよ。静止画ですけど)
また、映画や歌のディクテーション(聴き取って書く)は、激ムズです。解答を見ても、本当にそう言っているのかわからないレベルのことも。
たしかに普段より楽しいんですが、「親しみやすい」かどうかは微妙。
ちなみに無印「えいご漬け」の方は、「中高生向けの英単語帳を元にした」とありますが、学参大手、桐原書店の「データベース3000 基本英単語・熟語」という単語帳の単語と例文を使っています。(著者はNHK教育テレビ「新感覚☆わかる使える英文法」でお馴染みの田中茂範先生)
無印「えいご漬け」といっしょに使うと効果的です。いわゆる攻略本?
▼「TOEIC TEST DS トレーニング」は実はオススメ
英語系ソフトでは、「TOEIC TEST DS トレーニング」も強く推したんですが、英語枠は「えいご漬け」で埋まっているためか、取り上げてもらえませんでした。残念。
これ、あの粗悪ソフト「英単語ターゲット」シリーズのIEインスティテュートの制作ですが、TOEICの方はいい出来になっています。汚名返上ですね。
TOEIC模試も入っているし、単語帳がかなりいい出来。
単語帳は例文の音声こそ出ないものの、単語の音声は出ますし、穴埋め練習や、日本語←→英語の4択テストもあります。
穴埋めから単語帳にジャンプできないとか、片手で操作できないとか(電車で吊り革につかまりながらやるときのことを考えてほしい)、少し気の利いていないところもありますが、十分な出来。
TOEICを受ける人は、「もっとえいご漬け」でリスニングを鍛えつつ、「TOEICテストトレーニング」で単語を覚えるといいですよ。
点数アップすること間違いなしです。TOEIC900点の私が保証します。
あと、英語系で私が密かに期待しているのは、夏発売予定の「英語を食べる不思議な生き物 Marsh」。
自分から英語を話すときの、(選択肢式)英作文練習みたいなのができるっぽい。
英語は語順が大事なので、こういうソフトがあるといいなと思っていたのです。
まあ、出てみないといい出来かどうかわからないですけど。
ちなみに、英語の勉強法に関しては、私が趣味でやっているフィリピン英語留学情報ブログにも書いているので、英語力をアップしたいと思っている方はぜひご覧ください。
▼「眼力トレーニング」はヤバい
ちなみに、「見る力を実践で鍛える DS眼力トレーニング」も試したのですが、最初の方をやる限り、クソゲーっぽかったので「今回は紹介するのやめましょう」と言いました。
(今回時間がなかったので、最初の方しかやれていません。何日かやるとすごく面白くなるのだったらごめんなさい)
代わりに「SIMPLE DSシリーズVol.9 頭がよくなるTHE目のトレーニング」がリストに入っていますが、そっちは私はやっていないので知りません。
「眼力トレーニング」は、任天堂ブランドということで、テーマはアレにせよ、それなりに面白く料理しているのかと期待していたんですが、タイトル画面の前にバンダイナムコゲームスのロゴが……。
トレーニングと眼年齢テストのミニゲームが同じとか、いろいろと手抜き感が……。
グラフィックも全体的にチープです。
野球とかテニスとかやっている人には効果があるのかもしれませんが、動体視力なんて普通のアクションゲームやシューティングゲームで鍛えられると思うし。
けっこう売れているようですけど、最初をやる限り、ワゴンセール系のゲームの臭いがしました。