YouTubeで日本語を話すアメリカ人エミリー・コナーさん(17)
フロリダ在住の17歳のエミリー・コナーさんは、YouTubeで、日本語によるビデオブログの投稿を始めた。
エミリーさんは、まだ日本に来たことはないというが、すでに5年間ほど日本語の勉強をし、親しい日本人の友だちもいるため、かなり流暢な日本語を話す。
エミリーさんは昨年10月に、「Pretty Intense Workout」という英語でのビデオを投稿した。
「Pretty Intense」はその後シリーズ化し、「Pretty Intense Fashion Repair」「Pretty Intense Mall Tour」「Pretty Intense DDR」「Pretty Intense Japanese Lesson」と続いている。中には、のべ1万人以上が視聴したものもある。
日本語でのビデオを投稿し始めたのは、今年1月7日。自己紹介ビデオは、現在までの2週間で、すでにのべ5万人が視聴した。
日本人はもちろん、世界の日本語がわからない人々からも注目されている。
プロフィールによれば、エミリーさんは身長:174センチ、体重:54キロだそうだ。
父親がミュージシャンで、日本の音楽が大好き。Gacktのファン。
好きな音楽は清春、Tujiko Noriko、Plastic Tree、Lily Chou-Chou、glove、BONNIE PINK、m-flo、フィッシュマンズ、Cocco、東京事変、Chara、野宮真貴、椎名林檎、雅-miyavi-。
好きな映画は、「リリィ・シュシュのすべて」「地球で最後のふたり」。
好きなゲームは、「零」シリーズ、「SILENT HILL」「どうぶつの森」「KINGDOM HEARTS」だという。
キャッチフレーズの"pretty intense"の意味をエミリーさんに尋ねたところ、次のような答えが返ってきた。
No certain translation for 'pretty intense', so say it however you think is fitting. Maybe I would say 'chotto kiteru' as pretty intense.
「プリティー・インテンス」の意味が日本語でどうなるかは、特に決めてないです。だから、みんながどう訳してもいいの。私なら、「ちょっとキテる」かな。(訳・AYS)
違法コピー動画について語られることが多いYouTubeだが、本来は個人が自分で作った動画を見せ合う場だ。
YouTubeで自作ビデオを公開するのは、ブログに文章を書く、ホームページで絵や写真を見せる、ポッドキャストで話すといった活動と同じだ。
YouTubeを利用して、日本語でビデオブログを公開している外国人は、エミリーさんだけではない。
つまり、YouTubeという場で自己表現するエミリーさんたちこそ、YouTubeの本来の使い方をしているといえるのだ。
エミリーさんは10月に日本の大学に留学し、歌手やモデルになるのが夢なのだという。
外国人タレントといえば、過去には一部の例外を除いては、NHKの語学講座以外で目にすることはそれほどなかったが、最近では「SmaSTATION!!」のスマガールや、深夜番組「アイチテル!」など、まとめて露出する機会の増えてきた。
タレント志望で、すでにこれだけ日本語が上手なので、日本の外国人タレント事務所も興味を示すと思われる。
リア・ディゾンのように、インターネットで自己アピールして来日、デビューした外国人タレントもいる。
YouTubeだけでなく、日本のお茶の間でエミリーさんの姿が見れる日もそう遠くはないかもしれない。
エミリーさんの、最新のビデオ・その他のビデオはこちら:
http://www.youtube.com/profile_videos?user=applemilk1988
他の日本語を話す外国人vlogはこちらのエントリーから:
虚脱 俺はただ見るだけの消費者 - livedoor Blog(ブログ)
http://blog.livedoor.jp/m0otoko/archives/51793568.html
(付記:ブログで紹介してよいかどうか、一応エミリーさん本人に問い合わせたところ、「Any sort of publicity I can find is amazing, so I'm not going to deny anyone.」ということだったので、掲載した)
●追記:後日談→エミリー効果? 日本語をしゃべる外国人ブームに 編集エミリー効果? 日本語をしゃべる外国人ブームに エミリーさんの発言に炎上