Xbox360、通常版とコアシステムの違い。どちらを買えばいいのか徹底比較してオススメ

WiiPS3と比べて、勢いがいまひとつなXBOX360ですが、実は遊べるゲームが一番揃っていて、次世代機を一番堪能できるのはこのハードなのです。
一般人はまだXboxというブランドに対してあまりなじみがないので、売れていませんが、ゲームファンの支持を着実につかんでいます。
PS3はソフトが出揃ってから買えばいいという感じなので、ゲームファンならXbox360を買っておきたいところですね。

ここで、やはり問題となってくるのは、通常版の「Xbox360」本体と、廉価版の「Xbox360コアシステム」のどちらを買ったほうが結局は得なのか? という問題です。
コアシステムは、マイクロソフトPS3Wiiに対抗するため、極限までコストダウンして出した廉価機です。
日本では、当初は発売されていなかったのですが、2006年の年末商戦で勝負するために発売してきた特殊なハードです。

実は、PS3の60GB・20GBの違い以上に、通常版とコアシステムは仕様が大きく異なるのです。

主な違い。

価格の違い
20GBのハードディスクの有無
ダウンロードしたゲームがプレイ可能か
初代XBOXのソフトがプレイ可能か
付属のコントローラーが有線か、無線か
付属のテレビと接続するケーブルの違い
LANケーブル・リモコンの有無

結論としては、後付けで買い足すと結局コアシステムの方が割高になるし、遊びたくないソフトと抱き合わせ販売だったらお金の無駄なので、お金があるなら、通常版を買え!
いまお金がなく、『ブルードラゴン』を買うつもりなら、まあコアシステムでもいい!

ということなのですが、以下で詳しく見ていきましょう。

Xbox 360(通常版)【メーカー生産終了】

Xbox 360(通常版)【メーカー生産終了】

↑特典カレンダーつきは売り切れです。



■価格の違い

通常版は、
37,795円。

Xbox 360 コアシステム ブルードラゴン プレミアムパックは、
27,999円。
ブルードラゴン』(6,069円相当。『ファイナルファンタジー』の坂口博信、キャラクターが『ドラゴンボール』の鳥山明、音楽は『FF』の植松伸夫)のソフトがついています。

ブルードラゴン(特典無し) - Xbox360

ブルードラゴン(特典無し) - Xbox360

Xbox 360 コア システム 発売記念パックも、
27,999円。
NINETY-NINE NIGHTS(N3)』『PGR3-プロジェクト ゴッサム レーシング 3- 』(各2,940円、合計5,880円相当)のソフトがついています。

NINETY-NINE NIGHTS(N3) Xbox 360 プラチナコレクション

NINETY-NINE NIGHTS(N3) Xbox 360 プラチナコレクション

ナインティナイン・ナイツ』は「無双」系のゲーム、『プロジェクト ゴッサム レーシング 3』は、あのリアルな新宿の街を走れることで有名なレースゲームですね。

↓この辺で写真が見れます。
http://zeckmist.blog52.fc2.com/blog-entry-5.html
http://zeckmist.blog52.fc2.com/blog-entry-177.html
http://www.citywave.com/dennou/archives/2006/01/pgr3.html

ということなので、単純計算すると、コアシステムの本体価格は21,930円〜2,2119円となります。

ただ、これらのゲームで本当に遊びたいならいいのですが、別に興味がない場合、余計なものをいっしょに買わされるということです。
一見お得のようですが、実際は抱合せ販売なので、惑わされないように。

というわけで、通常版とコアシステムの差額は、1万5千円ほどということになりますね。
(もちろん、同梱されるソフトが要らない人は、実質的な差額は1万円ですので、ご注意を)

しかし、すぐ後で述べますが、「Xbox 360モリーユニット(64MB)」3,360円を買わないと、セーブができないので、
本当の差額は7,000〜12,000円程度となります。

これをふまえて、その差が節約になるのか、安物買いの銭失いになるのかを見ていきましょう。




■20GBのハードディスクの有無

通常版には付属している20GBのハードディスク(HDD)ですが、コアシステムにはついていません。

ゲームのセーブにはHDDか、最低限別売りのメモリーユニットが必要です。
Xbox 360モリーユニット(64MB)」は、3,360円もします。
これを買わないとゲームのセーブができないというのは、大きな落とし穴。

Xbox 360 メモリーユニット(64MB)

Xbox 360 メモリーユニット(64MB)

しかも、たったの64MB(CD-ROM 0.1枚分)です。
20GB(CD-ROM 約32枚分)のハードディスクの、わずか1/320の容量しかありません。

オプションの20GBのHDDは、9,476円で買えますから、たった64MBに3,360円も払うのはもったいないというのがよくわかるはず。

Xbox 360 ハードディスク(20GB)

Xbox 360 ハードディスク(20GB)

で、コアシステムとオプションのHDDを買ったとしましょう。
すると、37,475円。おまけのソフトを別にすれば、通常版の本体と同じ値段になってしまうのです。

HDDがないと、その他、体験版のダウンロードなどができませんが、他にもできないことがいろいろあります。
どうなるか、下に見ましょう。


■ダウンロードしたゲームがプレイ可能か

Xbox360では、インターネット経由でゲームソフトを400円〜1200円程度で買うことができます。
パックマン」のような古いゲームもありますし、「UNO」のようなカードゲームなど、気軽に楽しめるものもあります。
しかし、これらはメモリーに保存するので、メモリーユニットでは容量が足りなくなります。HDDがないとこの機能はほとんど使えません。
やっぱり、HDDが重要というのがわかるでしょう。

Xbox.com Xbox Live アーケード - TOP
http://www.xbox.com/ja-JP/livearcade/default.htm



■初代XBOXのソフトがプレイ可能か

Xboxの上位互換(下位互換)機能は、ちょっと変わっています。
PS3では、そのままで一応すべてのPS2・PS1のソフトで遊べますし、Wiiも(コントローラーを繋げば)そのままでゲームキューブのゲームが遊べます。

それに対して、Xbox360で初代XBOXのゲームを遊ぶには、インターネット経由でXbox360本体をアップデートしなければなりません。

しかも、アップデートしても、すべての旧XBOXソフトで遊べるわけではなく、遊べるタイトルは順次増えていきます。

要するに、旧XBOX用のエミュレータを入手しているようなものなのです。

その保存先がHDDなので、コアシステムでは、HDDを取り付けないと旧XBOXのゲームでは遊べません。

やっぱり、HDDが必須というのがわかるでしょう。

まあ、旧XBOXのゲームで遊ぶことに興味がない人には関係ないですけれども。

対応タイトルなどはこちら↓
Xbox 360 で初代 Xbox のゲームをお楽しみいただくために
http://www.xbox.com/ja-JP/games/backwardcompatibilityfaq.htm


なお、Xbox360は、リージョンフリーではないので、海外版のソフトは基本的に日本版の本体で動きません。
しかし、アジア版のソフトや、一部の北米版ソフトは動きます。
↓遊べる北米版ソフトリスト
http://home.netyou.jp/cc/jimkanoh/region36.htm



しかも、違いはHDDの有無だけではないのです。


■付属のコントローラーが有線か、無線か

通常版が無線コントローラー、コアシステムは有線(ケーブル付き)のコントローラーです。
PS2に慣れている人には有線で当たり前だと思うでしょうが、PS3Wiiは無線です。
有線コントローラーをこの先3〜5年使うと考えるとつらいものがあります。
ワイヤレスコントローラー(4,725円)を買うことになるでしょう。

Xbox 360 ワイヤレスコントローラー

Xbox 360 ワイヤレスコントローラー



■付属のテレビと接続するケーブルの違い

通常版は「D端子 HD AVケーブル」、コアシステムは「コンポジット AV ケーブル」がついています。
コンポジットというのは、一番一般的な黄色・赤・白のケーブルです。
D端子のついていないテレビでプレイするなら、よいのですが、D端子接続をしたいなら、3,675円余計に払う必要があります。

Xbox 360 D端子 HD AVケーブル

Xbox 360 D端子 HD AVケーブル

また、D端子以外の端子で接続したい場合、通常版でもケーブルを買い足す必要があります。

Xbox 360 D端子 HD AVケーブル
Xbox 360 VGA HD AVケーブル
Xbox 360 Sビデオ AVケーブル
Xbox 360 コンポーネント HD AVケーブル



■LANケーブル・リモコンの有無

通常版には、LAN ケーブルとメディアリモコンがついていますが、コアシステムにはありません。
LANケーブルは、インターネットに繋ぐのに必要です。(あるいは無線LANアダプターを買う)
LANケーブルが余っていればいいのですが、持っていないなら1,000円ぐらい出して買う必要があります。
まあ、LANケーブルの有無は大した差ではありません。

しかし、メディアリモコンの差は割と大きい。
別に買うと、3,150円になります。

Xbox 360 ユニバーサル メディア リモコン

Xbox 360 ユニバーサル メディア リモコン



■まとめ

以上のように、コアシステムを買う場合でも、やはり普通に遊ぶためにはHDDが必須です。

ソフト『ブルードラゴン』を遊びたい場合、
通常版 本体37,795円+ソフト6,069円=43,864円
コアシステム 本体&ソフト27,999円+HDD 9,476円=37,475円
です。
しかし、コアシステムにないリモコン(3,150円)を買ったら、40625円。
D端子ケーブル(3,675円)も買ったら44,300円と、この時点で通常版より高くなってしまいます。
しかも、コントローラーは無線ではなく有線。


ソフト『ブルードラゴン』を遊びたくない場合、
通常版 本体37,795円
コアシステム 本体&いらないソフト27,999円+HDD 9,476円=37,475円
なので、この時点でもう通常版、という感じでしょう。


というわけで、結論ですが、(上にも書きましたが)後付けで買い足すと結局コアシステムの方が割高になるし、遊びたくないソフトと抱き合わせ販売だったらお金の無駄なので、お金があるなら、通常版を買え!
いまお金がなく、『ブルードラゴン』を買うつもりなら、まあコアシステムでもいい!

ということなのです。

Xbox360は、Wiiと違ってかなり重いので、お店から持って帰るのがけっこう大変です。
通販で買うことをオススメします。

AmazonでXbox 360(通常版)の価格をチェックする
AmazonでXbox 360 コアシステム ブルードラゴン プレミアムパックの価格をチェックする(特典カレンダー付きは売り切れています)
AmazonでXbox 360 コア システム 発売記念パックの価格をチェックする



■人気ソフト

DEAD RISING (デッドライジング) 【CEROレーティング「Z」】 - Xbox360

DEAD RISING (デッドライジング) 【CEROレーティング「Z」】 - Xbox360

↑『バイオハザード』のカプコンが作った、新たなゾンビと戦うゲーム『デッドライジング』。海外でも大ヒット。

↑モンスターを銃で撃ちまくるFPS、『ギアーズオブウォー』。すでに海外版は発売されており、新しい時代のゲームのスタンダードになると、国内外で大絶賛。

↑同じく、モンスターを撃ちまくる『ロストプラネット』。

↑上でも紹介した『ブルードラゴン』。

↑同じく坂口さんの『ロストオデッセイ』はまだ発売日未定です。

デッド オア アライブ エクストリーム 2 - Xbox360

デッド オア アライブ エクストリーム 2 - Xbox360

↑「エロバレー」の異名を持つ、お色気ソフト「デッド オア アライブ エクストリーム 2」。
元は割とまともな格闘ゲームだったのですが、「乳揺れ」にこだわった果てに、こうした特殊なポジションを獲得。

アイドルマスター(通常版) - Xbox360

アイドルマスター(通常版) - Xbox360

↑アーケードで大ヒットした『アイドルマスター』。単なる美少女恋愛シミュレーションを超えているところがヒットの秘密のようです。

リッジレーサー 6 - Xbox360

リッジレーサー 6 - Xbox360

↑定番『リッジレーサー6』もありますよ。コースによっては、PS3版「7」よりもキレイとの評判。

↑新宿によく行く方は買って見て驚け! ロンドンとか他の都市も観光できます。


無線LAN


ワイヤレスLANは、通常版・コアシステムとも、オプションになっています。
ちょっとお高いので、お金がないなら有線LANで我慢したほうがいい?

Xbox 360 ワイヤレス LAN アダプター

Xbox 360 ワイヤレス LAN アダプター


マイクロソフトのサイトによる通常版とコアシステムの比較
http://www.xbox.com/ja-JP/hardware/xbox360/xbox360customize.htm

Xbox 360(通常版)【メーカー生産終了】

Xbox 360(通常版)【メーカー生産終了】