Wii総括


供給量が多いとか安いということもありますが、明らかにPS3のときよりもWiiの方が、活気があるというか、人気が高いような感じ。

もちろん、中国語を話す方々を除けば、20代30代のゲーム好き男子が一番多かったのですが、上に紹介したように、家族連れや女性が目立ちました。

ビックカメラの先頭に並んでいたのが10歳の男の子とその父親で、朝には母親と5歳の弟も来て、一家4人で買っていったとか、
トイザらスの先頭に並んでいたのは、ナンジャタウン帰りの小中学生とその母親だったとか、
さくらやの先頭に並んでいたのは、これまでゲームをあまり買ったことがないけど、任天堂のCMオーディションに行ってWiiの面白さを知ったカナダ人タレントだったとか。

もちろん、こういう人が先頭に並んでいたのはたまたまであるけれども、こういう人たちがいたということは、決して偶然ではないのです。
PS3のときには、こんな人々はいなかった。

そして、もうひとつ。
PS3のときは、つまらなそうな顔で「ゲームソフトは今日は買わない」という人が多かったのに対して、
Wiiの場合は、「このゲームで遊ぶのを楽しみにしている」と、みなさんにこやかに話してくれたこと。
これが、とてつもなく大きな差ですね。

任天堂って、愛されているんだなあ。

これは、決してPS3Xbox360ではなしえなかったことなのです。
この、任天堂の底力の強さ。


今後、家庭用ゲーム機がWii一色になるかどうかはわかりませんが、ゲーム業界の
重要なターニングポイントを確かにこの眼で目撃できたように感じました。


これを感じられただけでも、大きな収穫でした。
PS3Wiiの発売日徹夜取材ができてよかったです。