ガンダム『評伝シャア・アズナブル』と架空に学ぶ本


皆川ゆか『評伝シャア・アズナブル赤い彗星》の軌跡』というのが出るようですね。

評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 上巻 (KCピ-ス)

評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 上巻 (KCピ-ス)

評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 下巻 (KCピ-ス)

評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 下巻 (KCピ-ス)

ここに詳しい。↓ITmedia News:シャアに学ぶ「男の生き方」 新書で一代記http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0611/10/news010.html

架空の人物を、実在の人物のように論じる試み。
新書で各600円、という設定が上手いですね。


著者は、究極のガンダム百科を書いた方ですね。この本、ほしいんですが高くて買えない……。

機動戦士ガンダム公式百科事典―GUNDAM OFFICIALS

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GUNDAM Q101―『機動戦士ガンダム公式百科事典』完全対応副読本!

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ガンダムを史実として扱う興味深い試みとしては、多根清史さんの『機動戦士ガンダム研究叢書 宇宙世紀の政治経済学』という本もあります。

機動戦士ガンダム研究叢書 宇宙世紀の政治経済学

機動戦士ガンダム研究叢書 宇宙世紀の政治経済学

著者の方のブログ

アニメのガンダムを基に、こういうテーマを論じるというのはどうなんだ? と思う人がけっこう多いと思うんですが、
プレジデント社とかダイヤモンド社とかで、「戦国武将とか三国志に学ぶビジネスの秘訣」みたいなのがよくありますよね。
結局、それと同じだと思います。


戦国武将だって三国志の武将だって、モデルは実在の人物とはいえ、ほとんどフィクションのエピソードが流通していて、それを元に論じてるわけですから。


実用書の本場、アメリカとかではこういうのは多いのかもしれません。
スタートレックピカード艦長とかに学ぶ、人の上に立つ人間の資質を論じた本があって、邦訳されています。
(訳者はもっとも有名なスタートレックエバンジェリストの一人、岸川靖さん)

スタートレック指揮官の条件

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これも出版はダイヤモンド社ですね。

オタク世代がビジネスで活躍するようになって久しいので、今後こうした本はどんどん出てくるかもしれません。

機動戦士ガンダムDVD-BOX 2

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ちなみに、シャア・アズナブルの名前の元ネタとなったと思われる、シャルル・アズナブールさん↓

グレイテスト・ヒッツ・フォー・ジャパン

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