レポ「コンピュータ・ゲームの現在〜認知の技術としてのゲーム〜」

11月24日には六本木へ井上明人さんの発表を聞きに行く。


そのときに撮った六本木ヒルズ周辺の写真:



(注:国際大学GLOCOMは六本木ヒルズの中にあるわけではありません)


http://www.glocom.ac.jp/j/news/index.html#000167

「コンピュータ・ゲームの現在〜認知の技術としてのゲーム〜」GLOCOMフレンズ・セミナー

話題提供:井上明人研究員(国際大学GLOCOM)
日時:11月24日(金)18:30pm−20:30pm(簡単な懇親会も予定しています)
会場:GLOCOMホールA/B
参加:GLOCOM客員研究員・フェローの皆様もしくは研究員からのご紹介者に限らせていただきます。
概要:
娯楽産業としてコンピュータ・ゲームがこの数十年の間に著しく発展したことは言うまでもないことだが、娯楽として発展する一方で、コンピュータ・ゲームはいままでの表現メディアにはない可能性をみせはじめている。教育利用はもちろんとして、軍事利用や、政治的宣伝への利用、また経済行為の媒体としての利用など、ゲームの世界は20年前には予想もつかなかったようなところへとたどりつこうとしている。

こうしたコンピュータ・ゲームをめぐる様々な事象を説明するために「認知の技術としてのゲーム」という視点を設定し、豊富な実例の映像をまじえながら、世間のPS3や、Xboxをめぐる報道ではまったく扱われないようなコンピュータ・ゲームの現在について紹介してゆく。

最近ますます忙しい井上さん、短い準備時間ながらも充実した内容でした。
後半はシリアスゲームの話とか。(シリアスゲーム研究の第一人者、藤本徹さんも聞きに来られていたので、釈迦に説法っぽくてやりづらそうだったけど)


まあ、井上さんとはよく話すので、井上さんと話したことがあること、そもそも私が昔井上さんに教えてあげたことなんかも発表に含まれていた。


また、この内容自体、東大の富安晋介さん(日本デジタルゲーム学会学生理事)らを中心として発足した、若手ゲーム研究者の集まり「ゲーム研究コロキアム」で井上さんが発表していた内容と一部かぶっているので、既知の内容も多かったが、面白かった。

コロキアムに興味がある若手ゲーム研究者の方は、富安さんに問い合わせメールを出すとよいでしょう。