DiGRA JAPANスクウェア・エニックス和田社長と馬場教授の対談イベント


11月21日に東大で開かれた、DiGRA JAPANスクウェア・エニックス和田社長と馬場教授の対談イベントですが、正直行く必要なかったなあという感じでした。
私のブログを見て行った方、ごめんなさい。


実際、DiGRA JAPAN主要メンバーの某先生も、東大にはいるのに会場には来てなかったし。行く必要ないっていうのがわかってたのかなー。


2006-11-21 (火): 日本デジタルゲーム学会DiGRA JAPAN)第1回公開講座「日本のゲーム業界の現状と展望」 - DiGRA JAPAN | 日本デジタルゲーム学会
http://www.digrajapan.org/modules/eguide/event.php?eid=13


DiGRA JAPAN関係者の方には日頃お世話になっていますし、今後もかなりお世話になるでしょうから、あまり悪口を書かない方がいいんでしょうけど、和田社長と馬場教授という豪華キャストなのに、あの内容で終わるのはもったいない感じでした。


お互いの立場をよく理解されて発言される、お二人の誠実な人柄はよく伝わってくるのですが、
裏を返せば、「結局、DiGRA JAPANとCESAの相互ヨイショみたいな内容だったような気がする」というような印象しか正直残りませんでした。


PS3とかホットな話題を扱えないのは、いろいろ大人の事情もあるのでしょうが、それにしても、物足りない。

野安ゆきおさんによるこちら↓の和田社長インタビューを読んだ方が勉強になります。

スクエニ和田社長に聞く、ネットの未来予想図 (デジタルエンタメ天気予報):NBonline(日経ビジネス オンライン)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20060727/106951/?P=1
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20060802/107350/?P=1


一番解せなかったのは、「メディアの取材は一切お断り」の理由が、「この対談の内容は学会誌の第1号に載せるから」という話。
えー! スクエニ側の要請とかじゃなかったの!?


しかも、「そういうことですので、話の内容はブログやmixi日記などに書かないようにお願いします」とか言ってるの。


その時代錯誤的な感覚に、開いた口がふさがりませんでした。
公開イベントなのに、言論の自由を統制ですか?
(小野憲史さんも同様のこと書かれてますね。id:kono3478:20061121 )


来年の日本大会に向け、DiGRA JAPANという学会の存在をアピールする絶好の機会だったのに、そんな理由のためにメディアをシャットアウトするのみならず、参加者の口まで封じるとは。


大丈夫なのか、日本デジタルゲーム学会……。
心配になってきた。


まあ、あちらにはあちらのお考えがあるのでしょうが、DiGRA JAPANの存在をもっと知ってもらおうと、前回芝村裕吏さんの講演を取材させていただいたりした者からすると、ちょっとその姿勢はどうなんだという感じがしました。

えーと、というわけで、対談の内容を知りたい方は、ぜひ会員になって、来年出る学会誌をゲットしましょう!
私も会員ですよ。