『萌えるアメリカ〜米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか』
先週行われた、米国で日本のマンガを出版してきた、堀淵清治さんの
『萌えるアメリカ〜米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか』
萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか
- 作者: 堀淵清治
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2006/08/14
- メディア: 単行本
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- 萌えるアメリカ:堀淵ビズ会長、米の漫画事情を紹介−アニメ・マンガ:MSN毎日インタラクティブhttp://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/manga/manganews/news/20061031org00m200090000c.html
- 萌えるアメリカ:堀淵ビズ会長、米の漫画事情を紹介(まんたんウェブ)http://mantanweb.mainichi.co.jp/web/2006/10/post_438.html
- 萌えるアメリカ/堀淵ビズ会長、米の漫画事情を紹介 (まんたんモバイル)http://mantan-m.mainichi.co.jp/news/20061031org00m200090000c.html
ちなみにこの本、伊藤剛さんの『テヅカ・イズ・デッド』、東浩紀さんの『動物化するポストモダン』、本田透さんの『萌える男』などとは違って、「萌え」分析の本ではありません。
本文には、「萌え」という表現は(たぶん)まったく出てきません。
堀淵さんご本人がこの方がウケると思って名づけたそうです。さすがビジネスマン。
でも、この本、米国の出版制度がよくわかって大変面白いです。
講演でも聞き手として登壇した賀川洋氏(洋版社長)の著書『出版再生−アメリカの出版ビジネスから何が見えるか』(文化通信社)も、同じく参考になります。
- 作者: 賀川洋
- 出版社/メーカー: 文化通信社
- 発売日: 2001/06/30
- メディア: 単行本
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講演では、聴衆のほとんどがスーツを来たビジネスマンで、翻訳ビジネス関係者が多かったです。萌えに詳しそうな、秋葉系は迷い込んでいませんでした。
また、会場には、著名な評論家の夏目房之介さん・藤本由香里さんもいらしていて、夏目さんはブログで詳しい感想を書かれています。
- 『萌えるアメリカ』記念トークに・・・・ - 夏目房之介の「で?」http://blogs.itmedia.co.jp/natsume/2006/10/post_b269.html
なお、夏目さんも『マンガ 世界戦略―カモネギ化するマンガ産業』で海外マンガ事情を論じていらっしゃいます。
- 作者: 夏目房之介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2001/06
- メディア: 単行本
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他に、アメリカのオタク事情の本といえば:
- 作者: パトリック・マシアス,町山智浩
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2006/08/09
- メディア: 単行本
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参考までに、上に挙げた「萌え」の議論に興味がある人用図書↓
- 作者: 伊藤剛
- 出版社/メーカー: NTT出版
- 発売日: 2005/09/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)
- 作者: 東浩紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/11/20
- メディア: 新書
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- 作者: 本田透
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/11/07
- メディア: 新書
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