この前金券ショップに行ったら前売りが500円で叩き売りされていたので、たまには邦画でも見るかと『レディ・ジョーカー』を仕事前に見てきた。

あんまり邦画を見ないので、当時ナムコのCGスタッフが作ったという日活の社名ロゴ動画(金属の輪みたいなのが蠢いてるやつ)を見たり、ナムコ中村会長の名前を見たりとか、そういうとこに反応してしまった。

聞くところによると、『オーシャンと11人の仲間』は戦争だかなんだかで虐げられた男達が犯罪という形で社会に復讐する話だかなんだか(←違うかも。リメイク版『オーシャンズ11』はぜんぜん違うらしいが。どっちも未見)。
これも「部落」「在日」「障害者」を含む犯人グループが大企業を恐喝する話で(グリコ森永事件がヒントらしい)、影響受けてるのか?

渡哲也は渋くて良かった。高倉健っぽい感じ?
ミクシィレビューではじめて知ったのだが、イケメン刑事役の徳重聡は例の21世紀裕次郎なのだな。演技も特に下手な印象はしなかったし(演技力が要求される役でもなかったが)、カッコいいのでいいのではないか。

いかにして警察を出し抜いてカネを受け取るか、というのがこの手の事件の見ものかなあと思っていたら、スルーされていたり、ちょっとかゆいところに手が届かない感じ。

話の概要はわかるのだが、細かい点が原作読んでないのでわけわからんかった。

辰巳琢郎菅野美穂の結局父親役らしかったのだが、辰巳はもっと若い役の印象があるので、兄なのか父なのかよくわからず、理解に手間取ったり。(検索してみたら、1958年・1977年生まれ)

犯人側の動機とか、動機と関係がありそうないくつかの事件の関連も不明で釈然としない。

公式サイトのキャッチコピー「あんたらには、わかりやしないよ。」って、俺たち観客のことかーーー!
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