AYS2004-06-15

代休がとれた。寝てようかと思ったけどいい天気だったので買い物がてら新宿へ。

 プラネクス邸(1924)、ギエット邸(1926)、ブラジル学生会館(1957-59)は今までほとんど紹介されることがありませんでした。これら三作品についてギャルリーが所有する写真パネル、図面を中心にル・コルビュジエのほかの作品との関連とかれの作品全体に流れるテーマはなんであったのかを探ります。
 プラネクス邸の正面ファサードに張り付く正方形の起源はどこにあるのでしょう。のこぎり屋根はどうなのでしょう。それらはどこに続いてゆくのでしょうか。
 ギエット邸はみればすぐわかるようにシトロアン型住宅です。平面図はほぼ二倍正方形です。二倍正方形はかれの重要な形態ですが、その後どのように展開するのでしょう。
 ブラジル学生会館はスイス学生会館とは兄弟のような作品です。その従兄弟はいるのでしょうか。
 そのほかインドの二つの美術館からル・コルビュジエの建築的プロムナード、ファサードへの考え方を探ります。

無料! 素晴らしい。たぶん手作り的に作っているんだろうけど、展示内容もなかなか充実していた。なんつうか、題材に対して真摯なんだよな。マジメに研究して、マジメにプレゼンしているところがとても好感。この辺は金だけかけてて、ただ借りてきたものを並べるだけみたいな東京都写真美術館のいーかげんな地下展示と正反対な感じ。
次の企画展もコルビュジェみたいなので時間があったらまた行きたい。
ところで、コルのことを発音すると、コルビジェになっちゃわない?
あと、ホームページでコルについての解説とかがいっぱいDLできるらしい。http://www.taisei.co.jp/galerie/text.html
巨大建築愛好会(別に巨大じゃなくてもよいが)入門者的には読んでおいた方がいいのかな、やっぱし。

http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/013.html
隣のビルだったのでついでに。ボナールはあんまり好きでもないけど、いっぱい見れてよかった。

乗合馬車》1895年頃 油彩・キャンヴァス パリ、フェリックス・ヴェルセル画廊蔵
パリの街角の一瞬の様子を描いた、ボナールの初期の作品。犬を連れた女性の背景に馬車の車輪が非常に大きく描かれているが、浮世絵の影響を受けたとも言われている。その構図が独特な雰囲気を作り出し、同時に装飾的な効果も生み出している。

がよかった。
あと、常設展示のグランマ・モーゼスの絵が、この前見たのと違うやつだったのでうれしい。

ヨドバシ、さくらやソフマップでオモチャとかDVD-Rとかを見て時間を潰す。

  • 映画『トロイ』

レイトショーで。コマ劇場前の木馬見た! の横の映画館で。ガラガラ。
内容はまあ、いいんじゃない、のという感じ。無理に見に行かなくてもいい。
事前情報ゼロで見に行ったが、登場人物が登場した瞬間に、どういう役回りの人物なのかすぐわかってしまうのはセオリー通りの手堅い作りということなのか。