鬼のみちゆき

ファミコン 20TH アニバーサリーゲームミュージックDVD』ASIN:B000197L8O http://famicom20th.webcity.jp/SDDV-00017.htmlがようやく届いた。
素晴らしい。
ディスクライター映像と『新・鬼ヶ島』の曲、あとは少し八木"T.JI+"貴弘のアレンジメドレー目当てで、そんなに高くなかったので買ったのだけど。
アレンジメドレーは短いながらもよかった。上記サイトで1分ほど試聴できるが、カセットを魔法の息で清めてから初代ファミコン筐体にセット、曲が変わるたびにカセットを入れ替えていく実写にゲーム画面を組み合わせた映像上手い。
メインのオリジナル音源収録につけられている映像も、「わかってるなあ」という感じ。『レッキングクルー』が出たらハンマー空中歩きだろうとかね。『リンクの冒険』はレボナック入ってなかったけど。
アイスクライマー』『クルクルランド』のディスク版まで収録しているのには恐れ入った。かといって、『ゼルダの伝説1』なんかが入ってないのは偉い。
画面に曲名が表示され、メニューも兼ねているという「見るサントラ」というコンセプトもいい。できればアングル切り替えとかで全画面表示に出来たりするともっとよかったのだが。

選曲は宮本茂イズムを中心としたものかな。今回『ファミコン探偵倶楽部』シリーズが入っていないのがひじょうに惜しい。次の機会があるかどうかもわからないし。
タイトル画面にもゲーム中にもBGMがなく、イーグルを決めても「ピー ピー ピー」しか鳴らないという『ゴルフ』なんかも入っている。曲名は「1W〜9I〜SW〜BANKER〜OB〜WATER HAZARD〜DOUBLE BOGEY〜PAR〜WINNER」。

懐かしさを別にすれば、やはり聴きどころは『新鬼ヶ島』。(いまのところ)近藤浩治オールタイムベストではなかろうか。『リンクの冒険』もいいんだけど、ほぼ全曲名曲というのでは『新鬼ヶ島』は空前絶後。「第二章 〜いえのなか(よる)〜」「第四章 〜となりむら〜」「第五章 〜はいきょ〜」など、叙情的で素晴らしすぎる。もちろんメインテーマ的な「第一章 〜いえのなか〜」もいい。楽しくなってくる「第一章 〜やまへいくとちゅうのみち〜」とか、スケールの大きな「第七章 〜しのはら〜」とか、名曲だらけ。

鬼のテーマ曲は後編だと長くなっていて、メロディもそっちの方がいいのだけど、前に出ていたCDには前編のしか収録されていなかった。今回「第三章 〜おにとりで〜」「第五章 〜おにのもんばん〜」として両方収録されてよかった。