東京国立博物館のススメ:格安666円で特別展(企画展)を見る方法
東京国立博物館(東博)の企画展に、よく行かれる方は、いかにしてチケットを買っているのだろうか?
その場で普通にお金を払って? 金券ショップでちょっとだけ割引になった格安チケットを買って?
実は、もっともっと安い方法があるのだ。
年間パスを買うと、ものすごく得になるのを、ご存じだろうか。
http://www.tnm.jp/jp/guide/tomonokai/index.html
平常展を何度でも、お好きな6つの特別展を1回ずつご覧いただけるお得な制度です。年会費 一般4,000円 学生2,500円
発行日から1年間有効
東京国立博物館パスポート特典
東京・京都・奈良・九州 国立博物館4館の平常展を何度でもご覧いただけます。
東京・京都・奈良・九州 国立博物館4館で有効期間内に行われる特別展の中から、お好きな6つの特別展をご覧いただけます。(各特別展は1回に限ります。)
つまり、まず、入場料600円の東博(だけでなく、京都国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館にも)に1年間何度でも好きなだけ入れるようになる。
行ったことある人はご存じだと思うが、かなり広くて、本館、東洋館、平成館、法隆寺宝物館など、1日ではとても見きれない。
上野には他にも美術館がたくさんあるので、他の美術館の企画展をまた見に来たついでに、この年間パスを使って、東博の通常展(常設展)を見るとよい。
さらに、特別展は入場料が1回800円〜1500円程度するのだが、パスを持っていれば6回タダで入れる、(つまり1回あたり666円で入れる計算になる)というのが、いちばんおいしい。1500円の特別展に、3回行けばもう500円お得だ。
今後の予定はここでチェックできる↓。http://www.tnm.jp/jp/exhibition/regular/one_year.html
あと、細かい情報だが、すぐ近所の、東京芸大美術館と同じ建物に入っているカフェテリア(要するに学食)は、安く定食などが食べられるので、上野の美術館に行ったときには、私はよく利用している。↓
http://www.geidai.ac.jp/museum/information/access_ja.htm
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35%2F42%2F57.837&lon=139%2F46%2F29.454&layer=1&ac=13106&p=%C5%EC%B5%FE%C5%D4%C2%E6%C5%EC%B6%E8%BE%E5%CC%EE%B8%F8%B1%E012-8&mode=map&size=s&pointer=on&sc=3
さあ、上野へレッツゴー!
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東京国立博物館「光彩時空」
(写真2枚追加)
都会の美術館は、夜開いていてほしいと、いつも思う。
たとえば。
珍しく仕事を定時に終えることができた。
「そういえば、あの美術館でちょっと気になる展覧会やってるんだよなー」と、フラっと夜7時頃寄ってみる。
2時間ぐらい展覧会を見て、ミュージアムショップで買い物して、9時すぎに美術館を出て帰宅。
そんな感じが理想。
そうじゃないと、美術館はちっともフラっと寄れる場所にならない。
いまの美術館は、せいぜい金曜だけ夜8時までやっているところがあるぐらい。
でも8時じゃあ、6時に仕事が終わったとしても、ギリギリ見れるかな、ぐらいなので、勤め人にはあまり意味がない。
結局、土日祝日の昼間に大混雑の中見なきゃならないということになって、そういうのはもったいないなーと思う。
ところがところが。
上野の東京国立博物館(略して東博というらしい)は、いま特別イベントをやってて、11月5日まで、夜8時まで展示を見ることができる。(まあ、残りの会期は連休なので、仕事の帰りという感じではないだろうけど)
さらに、野外のイベント(ライトアップと無料邦楽コンサート)は、夜9時までやっているから、夜7時ぐらいに上野に行って、1時間ぐらい展示を見て、1時間光と音のショーを楽しむ、なんてことができる。
こういうのをもっとやってくれ! という話ですよ。
というわけで、ある方からありがたくもチケットをいただたこともあり、今日行ってきた。
http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=3595
公式サイトより抜粋
光彩時空
―光と音が織りなす幻想夜景絵巻―
照明デザインの第一人者である石井幹子氏のプロデュースによる光と音のイベント「光彩時空」を開催します。東京国立博物館には、表慶館(明治42年・重要文化財)、本館(昭和13年・重要文化財)、法隆寺宝物館(平成11年・谷口吉生設計)など、明治から平成までの各時代を代表するすばらしい建築があり、建築ファンにも人気のスポットとして知られています。「光彩時空」では、これらのすぐれた建築群と、庭園、上野の森に囲まれたこの場の特徴を活かし、スペシャルライトアップと邦楽ライブをお楽しみいただきます。
期間中の展示は、特別展「仏像 一木にこめられた祈り」を含む全館で、20:00までの夜間開館を実施します。優れた美術とともに、華やかな空間と豊かな時間をあわせてお楽しみください。
■ <光彩時空>要項
日時 2006年10月31日(火)〜11月5日(日) 17:00〜21:00
スペシャルライトアップ 17:00〜21:00
邦楽ライブ 17:30〜20:30
会場 東京国立博物館 屋外スペース
料金 夜間特別料金 一般400円 大学生300円 (19:30〜21:00に入館)
・特別展「仏像 一木にこめられた祈り」観覧料
一般1500(1100)円 大学生・高校生900(600)円 中学生以下無料
・平常展観覧料
一般600(500)円 大学生400(300)円 高校生以下・満70歳以上の方は無料
照明アーティストの石井幹子さんは、けっこうテレビに出ていたりして、有名な人だ。
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このコンサートだが、東博は前庭が広いのがいい。
好きなだけ聞けるし、ちょっと飽きたら展示を見に行けばいいのだ。
音楽は、萩岡松韻という人と、堅田喜三久という人らしい。ふだん、なかなか聴く機会の少ない和楽器の演奏が気軽に聴けるのも良かった。
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東京国立博物館といえば、今年の映画『時をかける少女』(細田守監督) で舞台になって、あまりにも劇中でリアルに描かれているので驚いた。
実写映画版(大林宣彦監督)では原田知世が演じていた原作の主人公芳山和子は、東博に勤めているのだ。
映画を見た人の中にも一度実際に行ってみたいと思っている人もいるのではないだろうか。
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でも、お金払って、普通の展示だけってのはちょっと……という人は、展示も見れるし、ついでに光と音のショーを見れる今回は、絶好のチャンスだろう。
デートカップルも多かった。人は多いが、それなりにロマンチックな感じなので、カップルにもオススメ。
現在、本館の国宝展示室で見られるのは狩野秀頼筆「観楓図屏風」http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=B07&processId=02&colid=A10470。
室町時代の、秋の紅葉狩りの絵で、笛を吹いている人が描かれている。
秋に野外で、色彩と音楽を同時に楽しむ、という意味では、奇しくも今回の「光彩時空」とピッタリ。
「仏像」展、最初はぜんぜん行く気がなかったんだけど、せっかくだからと行ってきた。さらに、実は東博に行く前は、国立西洋美術館の「ベルギー王立美術館展」にも行った。
これらの展覧会も大変良かったので、明日以降のブログに書きたいと思う。
(とりあえず会期がすぐ終わってしまうこの「光彩時空」をさっさと紹介しなければ)
それにしても、三脚なしで夜景を撮るのはここに貼った写真が限界だ。看板にカメラを載せて撮ったりしたけど。みなさん綺麗に撮ってて尊敬。
素晴らしい「光彩時空」の写真が見れるブログ:
http://yoimatsuri.sblo.jp/article/1638451.html
http://dewacello.passagekikaku.com/?eid=285975
http://blog.o-numa.info/?eid=399783
http://blogs.yahoo.co.jp/k76kaka/23078195.html
(11月5日追記)
Mizukiさんのコメントに返信する際に気づきましたが、「(光彩)時空」と「時をかける(少女)」というのも、微妙に符合しているんですね。
このアニメ映画版「時をかける少女」になぜ東博が出てくるかというと、絵画は時を超えるからなのです。
たとえば今回紹介した、「観楓図屏風」は、狩野秀頼が描いた瞬間から、500年の時を超えて我々の目の前に現れました。
対して、光と音楽の芸術である今回の「光彩時空」は、その瞬間にしか味わうことができない、時を超えられない芸術です。
それはそれで、儚くていい。
あの音と光のコンビネーションは、その瞬間瞬間で消えてしまうけれど、実際にその場で体験した我々の心には、ずっと残るのです……とかクサイことを書いてまとめるのはやめますけど。(笑)
ちなみに、特別展「仏像 一木にこめられた祈り」も見たいなら、最初からこの特別展のチケットを買って入ったほうが得。(この展示は、所要時間約1時間)
■
先週、カンボジアのアンコールワットへ行ったが、想像していたよりずいぶん小さい遺跡だった。
というのは、やはり一昨年イタリアのポンペイに行ったからだろう。何しろ街ひとつが遺跡になっているのだから、反則である。
アンコールでは、民家は木造だったので残っていないのだ。
ポンペイ遺跡は、街歩き中心で、あまり出土品などは見る機会はない。(ナポリの博物館とかにあるらしい)
ポンペイ遺跡に出向いても見ることができない、装飾品や壁画や像などを見ることができる展覧会、
渋谷bunkamuraの「ポンペイの輝き」展が日曜で終わってしまうので行ってきた。
http://www.asahi.com/pompei/index.html
bunkamuraはいい展覧会をたくさんやるので好きなのだが、今回も良かった。
欧米を巡回してきた展覧会らしい。bunkamuraのスペースでやるにはちょっと盛りだくさん過ぎて、壁画の前に展示ケースが置いてあるので壁画がよく見えないなんていう不満もあったけど。
ポンペイといえば、埋まった人が朽ちた後に石膏を流して人間の形を型取りしたのが有名だが、型取り技術が進歩してて、残ってた骸骨の形に型取りできるようになってて、骸骨コーナーがあってなんかハリウッド映画みだいだった。
指輪・腕輪・ペンダント、医者の医療器具なども展示されている。
博物館系の展示ではお馴染みだが、普通は墓の副葬品とかだったりするのが、彼らが死の瞬間まで身につけていた日用品だということがポンペイの場合は異なる。また感慨深い。
驚いたのは、コママンガになっている壁画があったこと。
サルウィウスの居酒屋「居酒屋の場面を表した壁画」(展示番号173)Inn of Salvius"Fresco painting with four tavern scenes"
ググったが、残念ながら一枚一枚分割された画像しか発見できなかった。
http://www.pompeiisites.org/database/pompei/Pompei2.nsf/pagine/5B639151FDF5E5CBC1256DC5002DF917?OpenDocument
本当は、これらには赤く枠線が引かれており、横に並べられている。
上記ページでは3枚しか紹介されていないが、実際は4枚で(当時はもっとあったのかもしれないが)、ちょうど4コママンガを横に倒したようになっている。
4枚目は状態が悪いので上記サイトでは割愛されているのだろう。
復元した絵は、下記のPDFファイルで見れる。
http://marcheo.sanc.remuna.org/magazine/magazine2/magazine/magazine2/articoli/articolo1/termopolio.pdf
面白いのは、人物のすぐ上に、それぞれの人物のセリフが描かれていることだ。噴出しこそないが、効果としてはほぼ同じ。
1枚目は男女の接吻のシーン。
2枚目は、客が飲み物を勧めているシーン。(だったかな?)
3枚目は、男が二人、さいころゲームをしている。「俺の勝ちだ!」「いや、今のは2ではなく3だ」とか言っているらしい。
4枚目は、3枚目の男たちが喧嘩し、店主に店からつまみ出されているところ、らしい。
ポイントは、3枚目と4枚目が時間の経過を描いているところ。
これはもう、我々が普段読んでいるマンガと違いはほとんどないだろう。
2000年前の、フレスコで描かれたマンガ。
展示されているコイン、金庫、机、ガラスの器なども、いまのものとほとんど違いはない。
飛行機やインターネットはあるけど、2000年経っても、あんまし人間は進歩してないんじゃないかという気がしてくる。
ちなみに、くだんの壁画は、2004年に放送されたNHKスペシャル『ローマ帝国』第2集でも紹介されていたらしい。
http://www.nhk.or.jp/special/topics/top2_0411a.html
録画して早送りで見たからなー。
ギュスターヴ・モロー展(オススメ!)
- ギュスターヴ・モロー展
- http://www.bunkamura.co.jp/museum/event/moreau/index.html
- 2005年8月9日(火)〜10月23日(日)
- Bunkamuraザ・ミュージアム@渋谷
モローは象徴派に分類される画家で、神話などを題材とした幻想的な絵で知られる。
東京でも、西洋美術館やブリヂストン美術館が持ってて、私はブリヂストンにある『化粧』http://www.os.rim.or.jp/~cha/bs/page/2postcard/postcard21.htmlが好きだ。
パリのモロー美術館には、1年前のヨーロッパ旅行の最終日に行ったのだが、22日間ほぼ毎日移動していたので疲れていたのと、ルーヴルなど大美術館で超有名作品を見まくった後でお腹いっぱいだったので、十分に楽しめなかった。
今回の展覧会では、モロー美術館にある作品を展示していて、よくモロー本の表紙になってる『出現』
http://artchive.com/artchive/M/moreau/moreau_apparition.jpg.htmlなどが見られる。
ちなみにこの生首、ルーヴルにあるダ・ヴィンチの有名な絵http://artchive.com/artchive/L/leonardo/leonardo_baptist.jpg.htmlと同じ人、洗礼者ヨハネ(イエスの師匠みたいな人)。
『出現』の詳しい解説はこちら:http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/020713.htm
パリのモロー美術館はモローの住んでいた家を美術館に改造したもので、こちらの公式サイトの写真でもわかると思うがhttp://www.musee-moreau.fr/pages/page_id18759_u1l2.htm、狭いところに絵をゴチャゴチャと飾っている。
モローの家という雰囲気を愉しみたい人はいいのだが、作品1つ1つを見るにはかなり窮屈だ。上の方に架けてある絵はまともに見れないし。
下絵などは、スペースの関係上重ねたパネルに入れてあって、「見たい奴は適当にめくって見れ」という感じになってしまっている。(他の美術館みたいに隠してないだけいいけど)
今回の展覧会では、十分なスペースでじっくり見ることができる(Bunkamuraは上野に比べるとじいぶんすいてるイメージがあったのだが、閉幕が近いので、平日の昼間でもそこそこ混んでいた)。
神話に関する解説もついているし、下絵も完成品と比較して見ることもできるのがうれしい。
展示されている主要作品はこちらのブログで画像付きで紹介されている:http://library666.seesaa.net/article/5877113.html
最近の展覧会では、一番満足した。Bunkamura、最近いい仕事してる気がする。
モローの名前を知らなくても、ファンタジー系が好きな人は楽しめると思うので、RPGファンの方などもぜひ。
久々のおすすめ展覧会。
巨匠 デ・キリコ展
- 巨匠 デ・キリコ展
- 大丸ミュージアム東京
- 2005年10月6日(木)→25日(火)
- http://www2.daimaru.co.jp/daimaru/hp/pc/museum_schedule_to3.jsp?HP_NO=13806
行こうとしたら、「大丸のイタリア展05」に通りかかった。ぜんぜんたいしたことない催しだけど、紙コップ一杯のチョコをもらえたのでちょっと得した。
それはさておき、展覧会だが、18時以降の入場料は半額! 知らなかった。金券ショップでチケット買っていったんだけど、損したな。
デパートだからか、有料コインロッカーしかなくて、ツライ。
展示自体も、キリコが晩年に(金のために?)若い頃の作品を描き直したりリメイクしたものが中心。
中には当時の年号サインを入れたものまで。自分で作る贋作じゃん。
という感じで、なんか白けてしまい、いまいち楽しめなかった。
タイトルも無意味に「巨匠」なんてのをつけてるし、なんかインチキくさい展覧会だな、大丸。
キリコは空虚な空間を描いているので、病的なイメージがあったんだけど、実際に見てみたらけっこう計算されてて、正気なんだなあと思った。
この間のユトリロと逆パターンかな。
モーリス・ユトリロ展
- 没後50年 モーリス・ユトリロ展
- http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/event2/
- 開催期間:10月10日(月・祝)まで
- 開催場所:日本橋タカシマヤ 8階 ホール
日本で最も人気のある画家のひとり、詩情あふれるパリの風景を描いたモーリス・ユトリロ。今年は、ユトリロの没後50年に当たります。本展では、特に評価の高い「白の時代」の作品を中心に、国内外から集められた初期から晩年までの作品80数点を展観。うち約20点は、国内の展覧会に初出展される作品です。新たなユトリロ像をご覧いただけるこの機会に、ぜひご来場ください。
某仕事の打ち合わせの後に行ってみた。
「日本で最も人気のある画家のひとり」だったのか。知らなかった。
たしかに、彼のパリの街角の絵は、喫茶店とかの壁にかけてありそうだけど。
私のもっとも好きな街はいまのところ、パリである。(ちなみにもっとも好きな国はイタリア)
なんだけど、ユトリロのパリの絵ってあんまし好きじゃないんだよなあ。嫌いなわけでもないけど。
絵葉書を見て描いていたらしいから、それっぽい構図とかだからかなあ。
カフェの壁とかにかかっていたらちょっといいかな、ぐらいには思うけど、展覧会でじっくり見るほどの魅力は正直わからなかった。
色を見ないといけないらしいが、よくわからん。
ユトリロのエピソードは、NHKの『新日曜美術館』とテレビ東京の『美の巨人たち』http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/050924.htmでやってたので十分予習することができた。
お母さんがルノワール、ドガとかの名だたる巨匠のモデルをしていた。母は18歳でユトリロを生むが、父親は不明(たぶん画家)。
ユトリロは母に誉めてもらいたくて絵を描き続けた。でも母はユトリロの年下の友人の恋人になってしまい、ユトリロはアル中になり、精神病院へ。
病院でユトリロは、外に出ることもなく、母とその恋人の命令に従って、金のためにパリの街の絵葉書を見ながら、絵を描き続けた……。
とかそんな感じ(記憶で書いてるので、違ってたらごめん)。
どっちかというと、この話の主人公はユトリロの母だな。小説とか映画になりそう。(もうなってるかも)
香港藝術館
尖沙咀(チムシャツォイ)の香港藝術館。香港の美術館といえばここのようだ。
1階から4階まで香港の美術品を展示。企画展示も2個ぐらいアリ。
1階のクロークの後ろにも展示室があるのだが、見落としやすい。帰ろうと思って、預けた荷物を受け取ろうとしたら気づいた。
なお、クロークの向かいには無料インターネット端末が3台あるのもポイント高い。(日本語入力は不可だが読むだけはOK)
ミュージアムショップもなかなか充実。いろんな虫の封入標本キーホルダーがいっぱい売ってたなあ。
パリで買い逃したオルセー美術館の図録(なんでミュージアムショップだけ先に閉まるかな)の英語版に再会したけど、高かったので購入見送り。
またパリに行って買うしかないか。
展示自体はいろいろあって面白かったが、私のツボをつく作品はなかったなあ。
それにしても、香港の美術館にもヨーロッパの巨匠の作品とかはないのかあ。いかに東京の美術館のコレクションがスゴイのか、だんだんわかってきた。韓国はどうなんだろう。